2026年5月24日 (日)

シリカゲルの話の続き

「なぜアマゾンで、住所が中国の会社が販売する商品の説明では『シリコーン』のことを『シリカゲル』と書くのだろうか?」という疑問を1年半前に書いた。この件はけっこう気になっていて、その後もときどき調べていたのだが、最近、やっと理由が分かった気がするので書いておく。(一部前の記事と重複する。)なお、調べていて分かったのだが、「シリカゲル」になってしまうのは、シリコーン一般ではなく「シリコーンゴム」だった。

  • 中国語では、元素名は全て漢字1文字。珪素(Si)は「硅」。(「珪」ではない。)
  • 珪素由来の化合物の名前の中国語は「硅」の字が入るものが多い。問題のシリカゲルは「硅胶」。
  • シリコーンのことは、中国語では昔からいろいろな呼び名が混在していて、時代とともに変化もしていたらしい。
    • 昔からの様々な呼び名の中に「硅酮」という言葉があり、これは一般社会にも広く普及していたらしい。「硅」の字も入っている。
    • 現在(21世紀)は「矽酮」が正式な名前ということになっているらしいが、この名称には「硅」の字が入っていない。しかも、この「矽酮」という言葉は、比較的最近になって作られた新語で、専門家はともかく、一般には普及していないらしい。
  • シリコーンには様々な特性のものがあり、個別の名前が付いている。
    • シリコーンオイルは「硅油」、シリコーン樹脂は「硅樹脂」、シリコーンゴムは「硅橡胶」と呼ぶらしい。ここで、「油」はオイル、「樹脂」は樹脂(日本語と同じ)、「橡胶」はゴムという意味で単体でも使われる言葉。要は「シリコーン」に相当する部分は「硅」という字をそれぞれの言葉の前に付けるという規則性になっている。
    • これは、昔シリコーンのことを「硅酮」と言っていた時代に、最初は「硅酮油」とか「硅酮樹脂」とか言っていたものを、「酮」の字が抜けてしまった言葉のようだ。
    • シリコーンを「矽酮」と呼ぶようになったのに合わせて「矽酮油」とか「矽酮樹脂」とか「矽酮橡胶」とか言う言葉も作られ、そこから「酮」を落として「矽油」とか「矽樹脂」とか「矽橡胶」という言葉も作られているが、あまり普及していないらしい。
  • 以上のような言葉の変遷と、中国語は漢字2文字の言葉を好むという理由から、シリコーンゴムのことを「硅胶」と言う人が一定数いるらしい。
    • 昔はシリコーンゴムのことを、シリコーンが「硅酮」でゴムが「橡胶」だから「硅酮橡胶」と言っていたものが、長いので「酮」が抜けて「硅橡胶」になった。
    • 実は、ゴムの「橡胶」は、「~ゴム」とか「ゴム~」という言葉になるときには「橡」を省略して単に「胶」と言うことが多い。例えば「ゴム手袋」は「胶手套」とも「橡胶手套」ともいう。(「手套」は手袋)
    • というわけで、「硅酮橡胶」→「硅橡胶」→「硅胶」という変化が起きることは自然。
  • しかし、「硅胶」はシリカゲルを意味する言葉として昔から確立していたので、辞書等が「硅胶」をシリコーンゴムを意味する言葉として認めることはなく、シリコーンゴムの意味で「硅胶」という言葉を使うのは、昔も今も「誤用」とされている。

まとめると、上のような経緯により、「シリコーンゴム」を意味する中国語は「矽酮橡胶」または「矽橡胶」が正しいはずだが、昔は「硅橡胶」と言っていて、今でもこの古い言葉を使う方が一般的。中国語の感覚ではそれを「硅胶」と縮めたくなるので、「硅胶」をシリコーンゴムの意味で使う人が一定数いる。しかし、「硅胶」はシリカゲルを意味する言葉なので、シリコーンゴムの意味で「硅胶」という言葉を使うのは誤り。

ということで、アマゾンの商品説明の原稿を中国語で書く際に、シリコーンゴムの意味で「硅胶」と書く人が一定数いて、これを機械翻訳で日本語にすると「シリカゲル」になってしまう、というのが真相のようだ。

※ 機械翻訳ではなくて人間が翻訳する場合でも、辞書には「硅胶」という言葉は「シリカゲル」に相当する意味しか書いてないし、中日辞典でもシリカゲルとしか書いてないので辞書を見て翻訳すれば「シリカゲル」と訳してしまうだろう。

※ 中国語で商品説明の原稿を書く人が、本来「硅橡胶」と書くべきところを「硅胶」と縮めて書いてしまうこともあるだろうが、商品説明を書いている人はメーカーの資料や、同じ社内でもエンジニアが書いた文章を元に商品説明を執筆していて、元の資料が「硅胶」になっているものをそのまま写したという場合もあるだろう。化学に明るい人であれば「この製品の素材がシリカゲルのはずがないので、この硅胶は硅橡胶の間違いだな」と気づけるだろうが、それに気づけない人がいても不思議ではない。そもそも日本語の商品説明で、例えば防水パッキンの素材が「シリカゲル」になっているのを見て違和感を感じない日本人も多いわけで…。


と、それらしいことを書きましたが、上の内容をまとめて述べている資料は見つかっておらず、断片的な情報を私が整理したものです。私は中国語ができるわけでも化学用語に詳しいわけでもないので、間違いがあるかもしれません。ご注意ください。

2024年11月28日 (木)

シリカゲルの滑り止め?

アマゾンの様々な商品の説明を見ていると、変な場所に「シリカゲル」という言葉が使われているものがある。滑り止めやシール材をシリカゲルで作るはずはなく、実物はゴムっぽい素材なので、おそらくシリコーンゴムなのだと思う。そういう場合に販売者の住所を見ると、(今まで私が気づいたものは) 全て中国だ。逆に、(最近気にしているのだが) 住所が中国になっている販売者のいささか怪しい日本語の商品説明中で「シリコーンゴム」という言葉を見たことがない。常に「シリカゲル」と言っている。

おそらく、アマゾンが提供している機械翻訳システム (アマゾンに商品を出品する際に、商品説明を英語か中国語で入力すると自動的に日本語に翻訳してくれるらしい) が、中国語で「シリコーンゴム」を意味する言葉を「シリカゲル」と翻訳してしまうのではないかと想像して、いろいろと調べたのだが、良く分からない。

辞書などで調べると、「シリコーンゴム」は中国語では「硅橡胶」「矽氧橡胶」「聚烃硅氧」などと言うらしいのだが、実際にAWSの自動翻訳サービスで試すと前二者はちゃんと「シリコーンゴム」と翻訳される。最後の「聚烃硅氧」は「ポリ炭化水素シロキサン」という訳語になるのだが、どうやらこれは「オルガノポリシロキサン」の異称らしい。いわゆるシリコーン樹脂類の総称だ。(そういう意味では、「聚烃硅氧」はゴム質ではないシリコーン樹脂も包含する言葉なのかもしれないが、よく分からない。)

一方「シリカゲル」もいくつかの呼び方があるようだが、その中に「硅胶」というものがある。「硅橡胶」と比べると中一文字が抜けたものになっている。なので、(日本語や英語で「シリコン / silicon」と「シリコーン / silicone」を混同している人がいるように) 「硅胶」と「硅橡胶」を混同している人がいて中国語の原稿に最初から「硅胶」(シリカゲル) と書いてしまうことがある、ということならありそうだが、しかしそうであれば、ときどきシリカゲルになっている商品があるくらいならわかるが、100%どの商品説明もシリカゲルにはならないだろうと思う。

不思議だ。

2015年11月 1日 (日)

昨日土曜日はハロウィンだったわけですが

金曜日の夜、また日は昼間から夜まで、新宿、原宿、渋谷あたりでは妙な衣装の人たちを大勢見かけた。たぶんハロウィンのイベントとかパーティとかに行く人たちなのだろう。帰る人もいたかもしれない。みなさん衣装のまま電車に乗り、ふつうの街中を歩いていた。

その姿で交番の前を通りすぎる人たちもいて、警官も別に気にしていないようだった。

なぜなのか。

いや、僕は別に警察が取り締まるべきだと思っているわけではない。だが、コミケに代表されるマンガ・アニメのイベントでコスプレをする人たちは「会場で着替える」ということになっていて、「コスプレ衣装のまま会場敷地から外へは絶対に出るな。出たら犯罪だ。」みたいな話になっている。それとの落差が気持ち悪いのだ。

なぜ、マンガ・アニメのイベントに参加する人は、衣装のまま街を歩いてはいけなくて、ハロウィンのイベントに参加する人は、衣装のまま街を歩いても問題ないのか。

理由がさっぱりわからない。

ちなみに、僕が実際に見かけただけで、セーラームーンっぽい女の子5人組とか、マリオとルイジっぽい人たちとか、スパイダーマンっぽい人とか、コミケのコスプレで見かけても違和感のない人がそれなりに混ざっていた。だから、具体的にどういう恰好かということは、街を歩いていいかどうかの基準とは関係ないのだろう。

不思議だ。

2014年9月 6日 (土)

意味のわからないウェブの記載

楽天市場で買い物しようとすると、意味の全くわからない注意書きが多い。意図がわからないんじゃなくて、そもそも日本語の文として、何を言いたいのかさっぱりわからないのだ。

まとめWIKIみたいなものを読んでいても、意味のわからない文が多い。何を言いたいのかさっぱりわからない。

今まで、それは、文章を書いている人のセイだと思っていたのだ。要は、文章を書くのがヘタな人たちが書いた、意味がわかるように書けていない文章なんだと。ところが、今日、その中の一つのサイトが「記載が丁寧でわかりやすい」という評価を、複数の人たちから受けていることを知った。

おどろいた。

これはつまり、意味がわからないのは私が悪いということなんじゃないのか。普通の人が「わかりやすい」と感じる文章を、私は理解できないんじゃないのか。

なんというか、私は年寄りなのでありまして、実にプログラマ歴40年という年齢なわけですよ。たぶん、熱心にまとめWIKIなんかを書いている人たちとか、楽天市場に出店している店長さんたちの中心層とは、年齢がだいぶ離れている。同じ日本語とは言え、私の使う日本語とは、表現方法とかが違っちゃっているんではないか、などと思う次第。

# それが事実だとすると、たぶん逆も成立するので、自分ではわかりやすいつもりのこのブログも、今の若者には意味が全くわからない謎の文章でしかないのかもしれないなぁ、などとも思いつつ。

2013年11月11日 (月)

約411年前のある日

「約411年前のある日」っていう表現はおかしいと思う。「411年」と正確にわかっているのだから「約」じゃないはず。「約400年前」なら妥当だが。

2013年9月11日 (水)

現地時刻というか時差というか

インターネットで遠く離れた人と会話をするには、時差が不便だ。「いつ」の話をするのがややこしい。地域によって、同じ瞬間をあらわす時刻が違うのは面倒だ。ちゃんと確認しないと間違えるし、相互に変換するのもややこしい。

Second Life には「SL標準時」というものがあって、in-world で(Second Lifeの中で)はそれを使いましょうということになっている。アイディアはいいと思うのだ。標準が一つあれば、みな、自分の現地時刻とSLの標準時との二つだけ意識して、誰とでも意思疎通ができる。でも、このSL標準時というのは失敗だと思うのだ。SL標準時が、カリフォルニア時間にペグしているのが敗因。仮想世界なのに夏時間まであって、どの瞬間にカリフォルニアが夏時間から冬時間に切り替わるかを把握していないと運用できない。

夏時間と冬時間の切り替わりのタイミングなんて、その地域に住んでいない人は知るわけが無い。というか、地元の人でもちゃんとわかってない人がおおい。切り替えが近づくと、新聞とかテレビとかで「明日から夏時間ですよ」と言うので、それにしたがっているだけ。どういうルールで切り替わるかを知らなくても、それで生活できるから。問題は、他の地域の新聞には、その情報が掲載されないことだ。

それはともかく。

グローバルなコミュニケーションというのはSecond Life特有のものではなくて、今の世の中いろいろな場面で行われていて、時刻の問題も共通。世間ではどうしているかというと、そういうときにはUTC(世界協定時)を使うのが常識。昔グリニッジ標準時と言っていたものの現代版だ。

それで、日常的に他の地域に住んでいる人と時刻の話をしていると、自分の現地時刻とUTCとの対応がなんとなくわかっちゃって、いちいち計算しなくても対応が把握できるようになるらしい。(私は、そうじゃないけれど。)

要は、日本で年を言うのに、西暦と元号と二通りあるような感覚だと思うんだよね。普段から両方をごっちゃにして使っていると両方とも普通になっちゃうという。バイリンガルみたいなセンスに近いかも。

今は、日常的にUTCを使う人というのは、限られた一部の人たちだけだけど、今後確実にそういう必要は増える。そうすると、日本に住んでる人たちが時刻の話をするときにも、日本時間じゃなくてUTCで会話なんていうことが増えたりすると思うんだよね。

今、日本では、年を言うのに西暦が普通か、元号が普通か、なんていうのはどっちが多いかよくわからないけれど、少なくとも僕は普段は西暦しか意識していない(元号を意識するのは、役所に出す書類を書くときくらいかな)し、そういう人も少なくないはず。

で、ま、そのうち、現地時刻なんて使わず、常にUTCだけ意識して生活する人が増えるんじゃないか、って思うのだ。これはもちろん、日本だけじゃなくて、全世界でね。とは言え、こういうのは習慣だから、たいてい若い世代から新しい流儀が普及して、年長者がそれにマユを潜めたり、ときには権力を使って古い流儀を強制したりして、まぁ、切り替わりには長い年月がかかったりするわけだが。

そういえば、Second Lifeも、L標準時を廃止して、UTCにするべき、と、6年くらい前に主張したのだが、変わってないよね。ま、そういうことだ。

※ 最近、私、WARFRAMEっていうゲームやってるんですけど、これは最初から時刻がUTCで設計されていて気分がいい。運営のアナウンスが「アメリカ東海岸時刻」で出るのが残念だけどね。

2013年8月 2日 (金)

分岐水栓責め

最近、ココログには広告が表示されるようになり、このブログもページの上下に広告が入るようになっています。

広告には何種類かパターンがあるようなのですが、楽天市場の広告が比較的多いような気がします。それで、私がアクセスすると、食洗機用の分岐水栓を、これでもかこれでもかとオススメしてくるんですよね。

いや、もう食洗機取り付け済みで、分岐水栓ももう買ったから。一個あれば十分だから。

自分で水道工事ができるかどうか自身がなく、どうするか迷っていた時期に、さんざん楽天のお店の「取り付け方」情報とか、価格とかを調べていたので、そのアクセス履歴に基づいてターゲットされちゃったんでしょうなぁ。

※ しかも、結局 Amazon から買ったという…。

あと、頻度は低い気がするのだが、カカクコムの広告が出ることもあって、そうすると、食洗機をオススメされちゃうんですよね。いや、オススメの機種を買いましたが、これも1台で十分ですから。2台あっても、いよいよ置けませんから。

消耗品のような、繰り返し購入するものならともかく、買ってしまった商品の広告を延々と見せられるというのは、アクセス履歴ベースのリコメンド(しかも、アクセスした現物をオススメし続ける)というのはイマイチだなぁ、なんて思いました。

2013年5月 4日 (土)

引越し見積もり

近く引越す予定なので、カカクコムの「一括引越し見積もり」というものを使ってみた。

電話番号が「必須」になっていたので、連絡事項欄に「連絡はメールで」とわざわざ書いておいたのだが、サブミットした数秒後に電話が鳴り、業者からだった。さわやかな声で挨拶を始めるので「電話ではなく連絡はメールでお願いします」と言ったら「メールではわからないこともございますので」と言う。「見積もりをいただくためには電話でお話しないといけないのですか」と聞いたら「そうだ」と言う。そこで「では、おたくからは見積もりをいただかなくて結構です。ありがとうございました。」と言ったら、あわてたように「メールでもお見積もりを入れさせていただきますので」みたいなことを言うが、最後まで聞かずに切った。

切ったとたんに別の業者から電話。今度は相手が説明を始める前に「見積もりはメールで送ってください。」と言う。「5分程度ですみますので、今お時間いただけませんか」と言うので「だめです。」と言って切る。

するとまた電話。もう疲れていて、強気で対応することができず、先方の質問に答える。「今のお住まいには何年くらい」などと聞くので「それが見積もりに関係するんですか?」などと言うと「はい。様々な条件を加味させていただいて」なんていうから「では、1年だった場合から20年だった場合で、金額がいくら変わるのか教えてください」などと言うと「はい、では今のお住まいは何階ですか」と話をそらされた。さすがにむっとして「ちょっと待て、何年住んでいるのかわからないと見積もりが出せないと言っただろう、答えてないのに別のことを聞いて見積もりが出せるのか」などと言うと「見積もりでございますので、多少の不明点がありましても、金額は出せますので」などと言う。「だったら最初から聞くな」なんて言う元気は、私には残っていない。

これで終わりかと思ったら数分後にまた電話。今度は相当不機嫌な声だったことに気づいたか「他の業者さんからも電話がかかってきていますよね?」と言うので「はい。もうイヤになっています。電話ではなくメールでお願いしたいのですが。」と言うと「わかりました。見積もり金額XX円でメールを入れておきますのでご検討よろしくお願いします。」と言って切ってくれる。

その後、もう2本電話が来るが、「いきなり不機嫌に対応する」作戦は効果があるようで、わりとすぐに切ってくれる。

いやー、なんというか、皆さん商売熱心で結構なことだ。「連絡はメールで」なんて書いておいてあっても無視して電話しないと受注できないってことですかね。まぁ、「10社に一括見積もり依頼」っていうことは、業者さんから見れば、「見積もり依頼が来たうち、10人に1人以下しか受注できる可能性が無い」ってことだから、他社に先駆けて電話して、そのまま自社に発注してもらおうという気持ちはわかる。

気持ちはわかるけど、僕はやはり「メールで」って書いておいたら尊重して欲しい。たぶん、皆さん平気で電話してくるのは、それでも仕事が取れるからなんだろう。それは良くないと思うので、とりあえず電話してきた業者は検討対象からはずそう、と思ったが、5本かかってきた電話のうち3社しか、名前を思い出せないよ。あー、どうしよう。困った。

2011年7月 9日 (土)

男性用「暁美ほむら」コス衣装

某ショッピングサイトで、暁美ほむらのコス衣装をリコメンドされてしまった。

なんとなくクリックしたら、「サイズ表」に「男性用」が掲載されていた。(これね。)

男性がほむらちゃんのコス? … まぁ、いいけど。日本は大丈夫なのだろうか。

2011年6月12日 (日)

ヘルシンキの漫画喫茶

フィンランドのヘルシンキに行って来ました。

仕事です。遊びに行ったわけじゃないのです。でも、帰る日に、飛行機が夕方で昼過ぎまで空き時間があったので、看板を見かけて「甘い マンガ 喫茶」というコピーに反応してしまった「Manga Café」に行ってみました。

これがその看板。(画像クリックで拡大。)

Mangacafe

右下にURLが書いてありますが、お店のホームページはこちら

店の写真は撮ってないのですが、店内は日本のマンガ・アニメグッズ満載でした。大量のフィギュアが飾り付けてあったり、ポスターが貼ってあったり。トイレのポスターはもののけ姫でした。数は少ないようでしたが、アイマスのフィギュアや日本のアニメ雑誌とかの販売もしているようでした。

一方の壁が本棚になっていて、マンガ本がたくさん置いてありました。日本語・英語・フィンランド語(らしい)混在で。かなり古いジャンプとかサンデーとかが、ボロボロになっているのもありました。

愛を感じました。

バックパックから(たぶん)あずまんがを取り出して読んでる、日本の基準でおたくっぽい容貌のおにーちゃんとか、雑誌を見ながら何かを熱心に話している眼鏡っ娘二人組とかがいました。文化背景とかぜんぜん別なのに、どうして日本のその種の人たちと同じ雰囲気なのか不思議です。あ、そういえば、本棚の、デスノートとかハガレンとかはバラバラになっていたのに、げんしけんは1巻~9巻がビシっと番号順に並んでいたのも印象的でした。アレは、世界中のオタクたちを引きつけずにはいられないのかもしれません。

私はもっぱら現地の日本アニメ雑誌(と思われるもの)を、フィンランド語はわからないので絵だけ見ていましたが、まどか☆マギカとかパンストガーターとかGOSICKとか日常とかの記事がありました。(記事はもっとたくさんありましたが、わからないのも多くて。絵を見ても、そんなに識別できませんから、私。)あと、石原東京都知事が演説している写真の入った記事もありました。これはやっぱり、例の条例の話題なのでしょうか。

お店的には、普通のカフェです。日本の「マンガ喫茶」のシステムじゃなくて。スタバとかドトールとか、そういうたぐい。店の前にテラス席が3テーブル、店内にも3テーブル。小さな店です。コーヒーが2~4ユーロ。他に紅茶とかジュースとかチョコレートとか、日本茶もあるみたいでしたが、そういう飲み物。他にサンドイッチとかケーキとかが3~5ユーロくらい。そうか、昔よくあった「マンガ本が読める喫茶店」ノリかもしれません。

あまり混んでない時間だったためかもしれませんが、店員さんは一人だけ。結構いそがしそうでした。帰る前にちょっとだけ(英語で)話をして、日本人だと言ったら、うれしそうな顔をしてくれました。まぁ、東洋人なのは一目瞭然なわけですが。最後に急に「またいらしてくださいね」と日本語で言われ、突然だったので「えー、はい、また」とか答えてしまいましたが、ごめんなさい、おそらくもう二度と行くことはないと思います。今回は初めてのヘルシンキで、そしてたぶん今生で最後のヘルシンキですから。

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