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2023年8月30日 (水)

Bing Translator ではなく Google Translate を勧める Microsoft Bing 版 ChatGPT

最近はやりのChatGPTの話。と言っても、最近は、WindowsのMicrosoft EdgeブラウザーにBing Chat (Microsoft Bing版のChatGPT 4だと言われているAI会話システム) へのボタンがあるので、これを使うことが多い。この話題も本家のChatGPTではなくMicrosoftのBing Chatの話だ。家庭用PCのOS市場における独占的地位を利用して劣勢な自社AIサービスを利用者に押し付けるのは法律上どうなのかとは思うが、ブラウザーに専用のボタンがあるのは便利なことは確かだ。

さて、ChatGPT は多言語対応していて、英語で話しかければ英語で、日本語で話しかければ日本語で返事をする。回答内容はどちらの言語でもおおむね同じだが、参考資料を要求した場合などは、それぞれの言語で書かれている資料を優先するらしく、異なる資料を勧めてくることが多いような気がする。なかなか賢い。Bing Chatも同じような動作をする。

なのだが、さっき、英語で質問して参考資料を教えてもらい見に行ったら日本語のページだった。しかも、かなりへたな、一昔前の機械翻訳システムで訳したような日本語だった。「日本語のちゃんとした資料はないだろう」と思ったから英語で質問したのに、これでは困る。そのサイトの言語選択を探したり、ブラウザーのデフォルト言語を日本語から英語に切り替えてみたりしたが、へたな日本語のページしか出てこない。そのサイトは全体が初めからダメな日本語で書かれているようだった。

そこで、Bing Chatに戻って、この参考資料と同様の英語の情報を教えてくれと (英語で) たのんだ。そうしたら、

135431

と来たよ。「申し訳ありませんが、参考資料 1 の英語版は見つかりませんでした。ただし、Google 翻訳を使用してページを英語に翻訳できます。」だね。(お勧めに従い Google翻訳で訳した。)

MicrosoftにもGoogle翻訳と同様の機能を提供するBing Translatorというサービスがあるのだが、そっちを勧めないんだね。汎用ChatGPTをBing Chatにtransfer (というかdomain adaptation) する際のfine tuningが不足している感じ? それとも、単に正直 (ソンタクなし) なだけ?

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