« Ryzen アップグレード | トップページ | 「無限ループが発生してもハングアップしません」 »

2018年5月13日 (日)

Wraith PrismクーラーのLED配線と制御

連休中にRyzen 7 2700xを買ったのだが、これにバンドルされているWraith Prismと称するクーラーにはLEDがたくさんついている。それはいいのだが、LEDを制御するための配線でハマったのでメモしておく。
 
このクーラー、ファンを回転させるためのケーブルに加え、LEDを制御するためのケーブルが2本も出ている。箱から出した時点ではコネクターがあり、ゴムのフタがかぶせてあるが、専用ケーブルが2本ついている。以下の画像は4Gamer.netの記事にあったものだが、両方刺すとこんな感じになる。(画像クリックで拡大。)
012
 
これが、間違いの始まり。
 
実は、このLED制御ケーブルは両方刺してはいけないのだった。
クーラー側4ピン、マザボ側専用4ピンのケーブル(上の画像の左側)は配線しなくていい。クーラー側3ピン、マザボ側USB10ピンコネクターになっているケーブルだけ配線すればいいのだ。というか、私のように両方配線してしまうと、うまく発光をコントロールできなくなってしまう。
 
私が使っているマザボはAsRockのAB350M Pro4というものだが、その取説にもこんなイラストが入っていて、いかにも両方刺せと言っている。
Ab350mpro423
(もっとも、取説はよく読むと、「Please note that only one cable should be used at a time」と書いてあった。とは言え、ケーブルを3本示して「only one」と言い、実際には図示しているケーブルのうち2本を接続する、というのは、やはり適切な説明とは思えない。)
だったら、どうしてこんな使わない4ピンケーブルが付いてくるんだ、そもそも無ければ間違えないぞ、という話だが、どうやら、従来のRyzenを含む2700x以外にバンドルされているLEDクーラーは専用4ピンケーブルで制御するので、ある意味、それとの互換用なんじゃないかと思う。(よくわからない。)
 
次に、この「USB」のコネクターをどこに刺すか、ということなのだが、結論から言うと、普通に内蔵USBコネクターのどこかに刺せば良い。だが、AB350M Pro4には「AMD LED Fan USB Header」という名前の(シルクはUSB_5だが)ヘッダーがあり、取説もそこに刺せと言っている。それで、そこに刺すものだと思ってしまった。
 
これが2つ目の間違い。
 
いや、ここに刺してもいいのだが、ケーブルのコネクターはUSBの2列10ピンなのに、実際に配線されているのは3本。また、マザボ側はピンが1列4本。これをどういう風に指すのかがわからず間違えたのだ。
 
結局正解は、USB_5の1/2/3/4番ピンに、USBコネクターの10ピンで言うところの6/7/8/9/10が来るように刺すことだった。上のイラストは、正解がわかってから見ると、確かに正しい刺し方を示しているのだが、この図から正しい刺し方を読み取れなかったのだ。
 
以上が正しい配線で、こう配線した後は、AMDのウェブサイトから「AMD Ryzen Wraith Prism RGB lighting control software powered by Cooler Master」という長い名前のソフトをダウンロードしてインストールすれば、すべてのLEDを好きなように設定できる。
 
なお、このソフトを初めて起動したときに、ファームウェアのバージョンアップがあると言われ、そのアップデートをすることになった。どうも、このクーラーにはLEDを制御するためのマイコンが入っていて、そのファームウェアをUSBで書き込めるようになっているようだ。

« Ryzen アップグレード | トップページ | 「無限ループが発生してもハングアップしません」 »

コメント

ありがとうございます。長らくぶりに、事情が有って、Ryzen7_2700xとASUS_X470のマザーボードで、自作PCを組むことになったのですが、何分、今迄、純正CPUクーラーにLEDを組み込まれて居て、結線して光らせるとか言う経験は無かったので、この記事が無かったら、イマイチ舌足らずで信用度もやや不安な5ちゃんねるの書き込みだけが頼りになる所でした。
ASUSのマザボ取説はかなり丁寧なのですが、流石にCPUクーラーのLED接続については説明はなく、AMDのRyzen7_2700Xの取説も、日本語の記載は無い上に極めて簡単なものだけで、図にも接続先の記載がなく、難儀しておりました。
大変ありがとうございます。感謝に堪えません。♪(o ̄∇ ̄)/ありがとう。

この記事は、どちらかというとグチというかイチャモンを詳しく書いただけのものでありまして、どなたかのお役に立とうとしたわけではありません。でも、偶然お役に立ってしまったのであれば幸いです。

設定がうまくゆかず、試行錯誤してましたが、このブログで問題解決!!


非常に助かりました。

こちらの内容を参考に無事に設定できました、大変助かりました!!

この記事を書いてから2年以上たちますが、いまだにネットの片隅にひっそりとあるだけの情報を見て「助かった」と言ってくださるかたがいらっしゃるというのは、なんというか、AMD やマザボの取説書いている皆さんには反省していただきたいですね。もっとも、そういう方々は、こんな記事読んでないでしょうが。

AM5マザーに取り付けようとここに辿り着きました。
無事USBのみの接続で解決しました。
ありがとうございました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Wraith PrismクーラーのLED配線と制御:

« Ryzen アップグレード | トップページ | 「無限ループが発生してもハングアップしません」 »