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2011年6月12日 (日)

ヘルシンキの漫画喫茶

フィンランドのヘルシンキに行って来ました。

仕事です。遊びに行ったわけじゃないのです。でも、帰る日に、飛行機が夕方で昼過ぎまで空き時間があったので、看板を見かけて「甘い マンガ 喫茶」というコピーに反応してしまった「Manga Café」に行ってみました。

これがその看板。(画像クリックで拡大。)

Mangacafe

右下にURLが書いてありますが、お店のホームページはこちら

店の写真は撮ってないのですが、店内は日本のマンガ・アニメグッズ満載でした。大量のフィギュアが飾り付けてあったり、ポスターが貼ってあったり。トイレのポスターはもののけ姫でした。数は少ないようでしたが、アイマスのフィギュアや日本のアニメ雑誌とかの販売もしているようでした。

一方の壁が本棚になっていて、マンガ本がたくさん置いてありました。日本語・英語・フィンランド語(らしい)混在で。かなり古いジャンプとかサンデーとかが、ボロボロになっているのもありました。

愛を感じました。

バックパックから(たぶん)あずまんがを取り出して読んでる、日本の基準でおたくっぽい容貌のおにーちゃんとか、雑誌を見ながら何かを熱心に話している眼鏡っ娘二人組とかがいました。文化背景とかぜんぜん別なのに、どうして日本のその種の人たちと同じ雰囲気なのか不思議です。あ、そういえば、本棚の、デスノートとかハガレンとかはバラバラになっていたのに、げんしけんは1巻~9巻がビシっと番号順に並んでいたのも印象的でした。アレは、世界中のオタクたちを引きつけずにはいられないのかもしれません。

私はもっぱら現地の日本アニメ雑誌(と思われるもの)を、フィンランド語はわからないので絵だけ見ていましたが、まどか☆マギカとかパンストガーターとかGOSICKとか日常とかの記事がありました。(記事はもっとたくさんありましたが、わからないのも多くて。絵を見ても、そんなに識別できませんから、私。)あと、石原東京都知事が演説している写真の入った記事もありました。これはやっぱり、例の条例の話題なのでしょうか。

お店的には、普通のカフェです。日本の「マンガ喫茶」のシステムじゃなくて。スタバとかドトールとか、そういうたぐい。店の前にテラス席が3テーブル、店内にも3テーブル。小さな店です。コーヒーが2~4ユーロ。他に紅茶とかジュースとかチョコレートとか、日本茶もあるみたいでしたが、そういう飲み物。他にサンドイッチとかケーキとかが3~5ユーロくらい。そうか、昔よくあった「マンガ本が読める喫茶店」ノリかもしれません。

あまり混んでない時間だったためかもしれませんが、店員さんは一人だけ。結構いそがしそうでした。帰る前にちょっとだけ(英語で)話をして、日本人だと言ったら、うれしそうな顔をしてくれました。まぁ、東洋人なのは一目瞭然なわけですが。最後に急に「またいらしてくださいね」と日本語で言われ、突然だったので「えー、はい、また」とか答えてしまいましたが、ごめんなさい、おそらくもう二度と行くことはないと思います。今回は初めてのヘルシンキで、そしてたぶん今生で最後のヘルシンキですから。

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