Wraith PrismクーラーのLED配線と制御
連休中にRyzen 7 2700xを買ったのだが、これにバンドルされているWraith Prismと称するクーラーにはLEDがたくさんついている。それはいいのだが、LEDを制御するための配線でハマったのでメモしておく。
このクーラー、ファンを回転させるためのケーブルに加え、LEDを制御するためのケーブルが2本も出ている。箱から出した時点ではコネクターがあり、ゴムのフタがかぶせてあるが、専用ケーブルが2本ついている。以下の画像は4Gamer.netの記事にあったものだが、両方刺すとこんな感じになる。(画像クリックで拡大。)
これが、間違いの始まり。
実は、このLED制御ケーブルは両方刺してはいけないのだった。
クーラー側4ピン、マザボ側専用4ピンのケーブル(上の画像の左側)は配線しなくていい。クーラー側3ピン、マザボ側USB10ピンコネクターになっているケーブルだけ配線すればいいのだ。というか、私のように両方配線してしまうと、うまく発光をコントロールできなくなってしまう。
私が使っているマザボはAsRockのAB350M Pro4というものだが、その取説にもこんなイラストが入っていて、いかにも両方刺せと言っている。
(もっとも、取説はよく読むと、「Please note that only one cable should be used at a time」と書いてあった。とは言え、ケーブルを3本示して「only one」と言い、実際には図示しているケーブルのうち2本を接続する、というのは、やはり適切な説明とは思えない。)
だったら、どうしてこんな使わない4ピンケーブルが付いてくるんだ、そもそも無ければ間違えないぞ、という話だが、どうやら、従来のRyzenを含む2700x以外にバンドルされているLEDクーラーは専用4ピンケーブルで制御するので、ある意味、それとの互換用なんじゃないかと思う。(よくわからない。)
次に、この「USB」のコネクターをどこに刺すか、ということなのだが、結論から言うと、普通に内蔵USBコネクターのどこかに刺せば良い。だが、AB350M Pro4には「AMD LED Fan USB Header」という名前の(シルクはUSB_5だが)ヘッダーがあり、取説もそこに刺せと言っている。それで、そこに刺すものだと思ってしまった。
これが2つ目の間違い。
いや、ここに刺してもいいのだが、ケーブルのコネクターはUSBの2列10ピンなのに、実際に配線されているのは3本。また、マザボ側はピンが1列4本。これをどういう風に指すのかがわからず間違えたのだ。
結局正解は、USB_5の1/2/3/4番ピンに、USBコネクターの10ピンで言うところの6/7/8/9/10が来るように刺すことだった。上のイラストは、正解がわかってから見ると、確かに正しい刺し方を示しているのだが、この図から正しい刺し方を読み取れなかったのだ。
以上が正しい配線で、こう配線した後は、AMDのウェブサイトから「AMD Ryzen Wraith Prism RGB lighting control software powered by Cooler Master」という長い名前のソフトをダウンロードしてインストールすれば、すべてのLEDを好きなように設定できる。
なお、このソフトを初めて起動したときに、ファームウェアのバージョンアップがあると言われ、そのアップデートをすることになった。どうも、このクーラーにはLEDを制御するためのマイコンが入っていて、そのファームウェアをUSBで書き込めるようになっているようだ。
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