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2011年9月の記事

2011年9月25日 (日)

iriver Story HD買いました

Story HDというのはMP3プレーヤーで有名な韓国のiriver社が欧米で販売している電子書籍リーダー。これですね。日本では未発売。日本でも売ってるCoverStoryとは別。

すでに日本語で読めるレビューもいくつかあるし、そういうレビューを読んでもわからず、実際に購入して初めてわかったことだけを書いておきます。

US版とヨーロッパ版

iriver Story HDには「2種類」あります。WiFi対応版とWiFiなし版。US版とヨーロッパ版と言うこともある。つまり、アメリカではWiFi版しか売っていず、ヨーロッパではWiFiなし版しか売っていない。iriver社自身はヨーロッパ版のことをBasic Modelと呼んでいる。WiFi以外の主要な機能差は、US版はGoogle eBooks対応だが、ヨーロッパ版はそうじゃないという点。(ヨーロッパ版は非対応と言う人と、Google eBooks側がヨーロッパ居住者をサポートしないだけでStory HDの問題じゃないという人がいて、よくわからない。)

私は、違いがよくわからないままに、アメリカから買う方が楽だったのでUS版を購入。でも、これを使いながら、ヨーロッパ版のレビュー記事と比べていて気づいたのは「US版とヨーロッパ版は、まったく別物らしい」という点。

たぶん、ハードウェアは、純粋にWiFiの有無なんでしょう。でも、ソフトが違う。WiFiにもGoogleにも関係ない部分もいろいろ違っている。たとえば、PDFを読んでいるときに「OPTION」ボタンを押すと出るメニュー。私のUS版では、こういう内容になっている。

Buy This Book
Go to Page
Add Bookmark
Dictionary
Search
Bookmark List
Table of Contents
Adjust Text Size
Reflow On

でも、ヨーロッパ版では、こういう内容らしい。

Move Page
Add Bookmark
Search Dictionary
Bookmark And Word lists
Table of Contents
Dithering Off
Reflow On
Bold Off

Go to Page と Move Page は、表現が違うだけで同じ機能にも思えるけど、まったく対応しないメニューもある。Bold って何? みたいな。

あと、Languageの設定をJapaneseにするとメニュー等が日本語表示になる、という説明を見るが、これもヨーロッパ版特有のようだ。US版では、LanguageはEnglish固定で変更できない。

皆さんレビューを読むときには、どっちの話をしているのか注意しましょう。(私の場合は、特に断らない限りUS版です。)

バージョン

ソフトウェア(ファームウェア)にたくさんのバージョンがある模様。それで、US版とヨーロッパ版は、ファームが別。(上で書いたような差があるのだから、ファームが共通なはずはないが。)

ヨーロッパ版は、パソコンでアップデートをダウンロードして、USBでファイルをコピーして、という手順が必要ですが、US版はWiFi経由の自動アップデート機能があり簡単。しかし、そのためか、US版のバージョンアップの状況がよくわかりません。

iriver社のウェブサイトを見る限り、US版(wifi版)の最新ファームは9月9日リリースの1.19のように思えるのですが、実は私のStory HDは1.21だったりします。

それで、ホーム画面にrelease_noteという書籍(実際は単なるテキストファイルですが)が登録されているのですが、そこには1.14までしか変更履歴が記載されていないという…。いったい、何なんだ、って感じ。

Google Booksへのアクセス

多くのレビューが、「日本からはGoogle Booksにアクセスできない」「無料書籍のダウンロードもできない」って書いてますけど、実際にはアクセスできて、無料書籍をダウンロードできています。

住所を偽っているわけではなく、私のgoogle accountは @yaoo.co.jp のメールアドレスで登録したものだし、「個人情報」でも「国名」を「日本」にしてある。Story HDのWiFiでGoogle ebookstoreにアクセスすると無料書籍をダウンロードできます。有料の書籍は一覧に登場しないし、ebookstoreのHelpを見ると「... please note that Google eBooks are only available for sale to customers in the U.S. at this time.」って言われる。なので、明らかに、私がアメリカ居住者じゃないことを認識して、その上で無料書籍にアクセスさせているように見えます。

日本の早いレビューアの皆さんの勘違いか、それとも Google がその後方針を変更したのか、よくわかりませんが。

ただ、Amazon Kindle Storeの無料書籍と違い、Google eBookStoreの無料書籍は、あまり魅力的なコンテントとは言えません。少なくとも私には。「これはXX図書館にあった著作権切れの書籍をスキャンしたものです」っていう注釈のついているものばかり。Amazonのような、現代の作家の新作を宣伝用に無料で配る、みたいなのは皆無みたいです。(それとも、そういう無料書籍もアメリカ居住者限定なのかもしれませんね。だって、金出さない(出せない)人に対して宣伝しても意味ありませんから。)

とりあえず、不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)とか高慢と偏見(Pride and Prejudice)とかダウンロードしてみましたが、まぁ、そういうのしか選択肢がなくて。

電子書籍の一覧表示

HOMEボタンを押すと、いわゆるホーム画面になり、電子書籍の一覧が表示される。(業界では「書架画面」などと言うらしい。私はこの言葉は嫌いなので使わない。)

Story HDでは、一覧表示を「Collection View」と「Folder View」という二種類のどちらかに切り替えることができます。(この用語はUS版。ヨーロッパ版では「Database View」と「Folder View」と呼ばれている様子。)

Folder Viewの場合、USBケーブルでWindowsの外付けドライブとしてアクセスしたときに見えるとおりのフォルダ階層が表示されて、電子書籍ファイルがファイル名で一覧表示されます。Folder Viewでは、一覧で見ることができるのはファイル名だけで、作者名とか Google eBookStoreからダウンロードしたものかどうかとかの情報はわかりません。また、Google eookStoreで「購入」したけれどまだ実際にダウンロードしていない書籍は一覧に現れません。

Collection Viewの場合、Googleで購入した電子書籍がすぐに一覧に追加され、ダウンロードされていない書籍を読もうとしたタイミングで自動ダウンロードされます。(ダウンロードが始まるまでにかなり長い時間がかかるので、少々イラつきますが。)また、一覧表示される名前は、ファイル名ではなくて書籍のタイトルですし、作者名やその他の情報も(ダウンロード前であっても)適切に表示されます。ところが、PCからコピーしたePubやPDFファイルが、デフォルトでは一切表示されません。これは、Collection Viewのデフォルトが「Google eBookStoreで購入した電子書籍だけを表示する」というビューになっているからで、他のビューに変更すれば表示できます。ところがところが、そうやって他のファイルを表示すると、タイトルではなくファイル名が表示され、作者は一律「Unknown」になってしまいます。これは、表示機能がないわけではなく、一度その書籍を選択して画面に本文を表示すると、次からはタイトルや作者名が一覧に表示されるようになります。(なんか、理由がよくわかるような気がしますが。要は手抜きですね…。)

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